キャンペーンガール。





キャンペーンガール。と聞いて、グラビアに載ってるおねーちゃんとかを想像されても困るんですが。ワタシがやっていたのは、そのへんの店や道端で「お試しくださーい」とかやってるようなやつです。それって上記のデモンストレーターとやってることはそんなに変わらないんじゃないのー?という気もしません?私はしました。そして鞍替えしました。

それまで、これってデモンストレーターとやること変わんないんじゃ、と思いつつながらバイト情報誌を眺めていてもキャンペーンガールというコトバのイメージに負けて、手が出せなかったワタシ。しかし、ある日見つけた「キャンペーンガール募集! 栃木米 ほ○か 」の記事。…米のPR? しかもスーパーで?これは…いける。そっち(キャンギャルやイベント系)の世界でばりばり上昇志向の女の子なんて寄ってこなそうな仕事だし、と、勝手に安心して説明会に行ってみると案の定。仕事内容も、どう聞いても試食販売。違うのは制服としてミニスカートとスタッフジャンパーが支給されたくらいかなあ。そんなわけで、デモンストレーター時代にもやらなかった食品試食からワタシのキャンペーン仕事は始まりました。

デモンストレーターと何が違うか。って、まずは制服があることですかね。たいていミニスカート。そして。ワタシにとって重要な違いは、『ギャラが違う』。仕事に華やかさや派手さ云々よりも、食うための糧を求めていたワタシにはそりゃー見逃せないポイント。デモンストレーターが日給7、8千円平均のところ、キャンペーンだと1万円前後。ちなみに前述のお米キャンペーンは、中でもわりとお金をかけていたようで、ギャラも日給1万2千円と高めだったのさ。全体的に言っても、やはりキャンペーンの方がお金はかかってますね。女の子複数使ったり、そこに営業だのキャンペーン事務所のマネージャーだのが着いていたり。制服もそうだし、あとノベルティとかも充実して、より広告色が強いといいますか。お米の時は、かぶりもののキャラクターと一緒に子供に風船くばったりとか、今から思えばお金のかかったキャンペーンらしい仕事ではありました。

お米の試食販売とはいえ、ともかくキャンペーン仕事の経験、を手にいれたワタシは、その後調子にのって?煙草や携帯電話(当時は流行はじめでボロかったのさ)などのキャンペーン仕事に手を染めていきました。煙草のキャンペーンを扱ってる事務所(ああ、限られている・・・)は、いかにもなカンジだったかなあ。面接後から、『あなた達は、素質が有るとみなされた選ばれた人たちです』とかなんとか女の子を煽ったり、女の子も、より派手な仕事を求めている子が多かった。研修もちゃんとしてたしね、おじぎの仕方とか。あと、化粧ちゃんとして行かないと怒られたな(しろよ・・・)。マスカラ必須。

そうして化粧とコスチュームとハイヒールで誤魔化しながら、派手な女の子に混じっていてもばれないなーと思いつつ、それらしく振る舞うのに慣れたころ、そのへんの友人つてで、イベントコンパニオン事務所へのお誘いが。これまたキャンペーンとの差が曖昧な気がしますが。両方の仕事を持ってる事務所も多いしね。しかし、イベントコンパニオンの方が敷居は高そうだ(イメージ)。これもいきなり応募して面接受ける気はさらさらなかったところですが、ともかく友人の紹介ということで登録に。気が付けば、イベント業界にずぶずぶ足を踏み入れておりました。・・・生活費目当ての片手間仕事だったんだけどなー。


2003/06


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