某デパート。





私がデパート勤めをすることになったのは、キャンペーン会社(イロモノページ参照)に持ち込まれた、携帯電話のメーカーさんからの仕事からでした。『 某デパートの電気売り場(っつーのか?)にて、携帯電話の販売。デパートの制服着用、月に8日休みのシフト制 』…それ、キャンペーンじゃないじゃん。販売員じゃん。いや、実際こういう、メーカーさんから販売店へ人材を投入して、そのメーカーをプッシュする(&店員として働くことで販売店に貢献)、というのはよくある話で、大手カメラ屋系とかはそういう人達でいっぱいだったりするんだけれど。そんなことを知るのは後になってからで、当時その事務所では珍しい仕事でした(デパートっつーのは今も珍しいのかも)。

学生が多いキャンペーン事務所。そこへ持ち込まれた『シフト制フル勤務でしかも制服着用(コスチューム、じゃなくて制服)』という条件。バイトで食ってて、しかも仕事に派手さより金を求める私のような奴が駆り出されるわけです。メーカーさんからの依頼ということで、事前にメーカー研修とかあったりもしたんですが、その辺はおいといて。

制服を着る仕事、というのは、今のところココが最初で最後の経験です。事務職では無いなあ。勤めてる間に制服のデザインチェンジがありました。最初は紺色のベストとキュロット?っつーんだっけ。それに白ブラウス支給。その後はベージュ系のロングスカートにグレーのベスト。ブラウスは自前(社販有り)。制服があると着替えの時間が取られるのが辛い。私が行ったところはまた、本館と、更衣室とかがある別館とが離れていて・・・朝の貴重な時間がー。通勤はGパンでもOKつーのは楽でしたが。

別館の方に社員食堂とかもあったんですがね。400円くらいだったかなあ、日替わり定食で。厭きるけどね。当初は社食が珍しくて通ったものさ。社員の人は、給料から自動的に社食分が引かれていたそうです。なので、男性社員なんかは毎日通っていた。結婚してて小遣いが、とか。でも女の子は外に行ったりおべんと買う子が多かったかなあ。地下の食料品売り場で買って、休憩室で食べるというパターンもあったので。私は一時期、地下の中華屋にはまって、そこの弁当をよく買ってました。まだあんのかなー。

傾向として、女の子は自宅通勤、男の子は地方出身・独身寮住まい、というのが多かった気がします(で、お昼に差が出たりするわけだ)。そして、社内恋愛・社内結婚がむやみに多い。給料安いからか?でも奥さんの専業主婦率は高い。しかし、結婚とかはいいけど、モト彼が**店にいるとか、彼が前に付き合ってたのは*階の子とか、全て筒抜け。男の子は人事異動で店を変わることが多かった(2、3年周期だったよーな)のだが、年に一度とか全店舗の合同行事があるらしく、その頃は、**に会いたくないんだよなー、とか、ばったり会ってとっさに逃げたとかいう話をあちこちで聞いたもんでした。

一緒にシゴトをしていた社員の女の子は、20代〜30代前半だったのだけれど。ほとんどの子に、個別に相談、というか話をきかれたのが、派遣などのシゴトについて(当時私は派遣社員、ってわけでもなかったのだが)。年齢があがると居辛くなる、給料も安いし、男性社員のように昇格も難しいし。転職するのも、他に経験ないし、とか。私の答えは、「結婚決まってて、それまでの腰掛けシゴトなら派遣とかの方がいいかもしれないけれど、そうじゃないのなら、なんだかんだいっても正社員って待遇はいいよ。続けた方がいい。」が基本だったのだが。学校卒業以来、ずっと同じところで働いていて、他を知らないというのも不安なのでしょう。それを不安に思う気持ちは、なんつーか、とても健全なものではないかと思うのだけれど。でも、どの業界でも何のシゴトでも、皆そんなもんよ。

ほかのメーカーから派遣されてきた女の子もいました(男の子がいた時もあったなあ)。だいたい、私のようなキャンペーン系の事務所から、メーカー依頼で来ている子たちでしたが、派遣会社からの子もいたなあ。そんなシゴトもやってるのね派遣会社って、と思ったものですが。今は派遣もイロイロあるよね、扱ってる業種も。社員もそうだけど、そういう子たちとは年が近いっていうのもあって、よく遊びにいってました。ゴハン食べて帰ったり、カラオケいったり。人生におけるカラオケブーム第2弾だな(第1弾は学生時代、その後ブームと呼ぶほど行った時期は無い)。平日の定休日に、大人数で車出して遊びに行ったりもした。なんか、女の子達に囲まれて、そういう普通のユルイ遊びをして毎日穏やかに過せていたっつーのは、今思うといい職場だったのかもしれないなあ。(遠い目)

2003/08


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