独り立ちのキッカケ。いや、人それぞれだとは思いますが。私の場合、建前としては「就職の為」・・・勤務地が実家から遠かったため、というのがキッカケです。もうちょっとぶっちゃけると、それまで近所志向だったのに、
親と進路問題云々で衝突
→ 親の希望条件と折衷できる条件の、但し遠方の学校を見つけて決めて家を出る
→そのまま就職、という経緯があったりしますが。実家に居た時も、一応
「自分の部屋」 を与えられてはいたのですが。小学生くらいから。しかし。なんつーか・・・完全に一部屋与えられた、という感じではなく、なんか、半物置、みたいな。昔からある旧い箪笥とかね、押し入れには結婚式の引き出物とかね、そーゆーものと一緒にいたので。あまり、自分のスペース、という感じはしませんでした。何よりも!インテリアというか、そーゆー類のモノがもぉねえ。思い出すのも何なんですが。
【カーテン】
パステルグリーン×白のチェックが貴重の、お茶目でファンシーな動物プリント入り
【カーペット】
パステルと呼ぶには濃い目の、でもサイケまでいかない、微妙なピンク
【 机 】
アンティーク調、木目を生かした仕上がりの座り机
( 純和風、色合いだけ欧州風 )
【ベッド 】
デコラティブな造りの木製ベッド(木彫り装飾とか入ってた気が)
【おまけ】
お茶目な部屋で浮いている旧い箪笥の上には、昼でも怖い日本人形
・・・言っとくけど、ここには一切ワタシの趣味は入ってないからね!親のセレクトだからね!!と、当時、ウチに遊びに来て絶句する友人らにイチイチ説明してました。今でこそ、HP作成に「パステルピンクかわいい〜」などと、キュートな色や壁紙を嬉々として使っている私だが(←本人に欠けている可愛らしさを借り物壁紙で補足)10代の頃なんて、今より更に可愛いものを受け付けないキャラクターであった為、部屋に通された友人には衝撃が高かったようです。つーか、何より私が一番イヤだったんだってばー!
そんなわけで、「これでやっと好きなインテリアが置ける!いや、贅沢できなくてもせめて色はマシに!」という、ささやかな希望(←いや、結構重要だっつーの)を代表とする
『 親から逃れられる 』 欲があったために。私にとっては、一人暮らしというのは、歓迎すべき環境だったのでした。今もそうかな。
2003/08
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