煙草広告考察。

>>キャンペーン仕事。





煙草の広告がどんどん禁止方向へ向かっている今日コノゴロ。私がやっていた「煙草のキャンペーン」の仕事というのも、もう無くなってしまったものがほとんどかと思います。私は自身が喫煙者でもあるので色んな意味でちょっと淋しかったりもしますが、まあ有害なのは確かだしな、煙草。私は吸うけど。キャンペーンをやっていた当時から、煙草反対派(?)による抗議などは後をたたなかったんですが、仕事としては面白いモノでした。

煙草キャンペーン仕事の中に、「スモーキンクリーン」というものがありました。確か、朝7時から11時までとか(通勤者狙い)の4時間拘束仕事で、駅前で携帯灰皿を配るというモノだったんですが。ちなみにコスチュームは蛍光色グリーンのジャンパーに白スカート、白スニーカーにルーズソックス。ルーズソックスて。20歳を超えてからルーズを履くハメになるとはトホホ。さらにその上に「投げ捨て禁止」とか書かれた『たすき』。そして白手袋。何故手袋をするのか、というと、このキャンペーンは、携帯灰皿を受け取ったヒトに「投げ捨てをしないと『握手で約束』してもらう」という趣旨のものであったからです。うひゃー。携帯灰皿目当てで寄って来たヒトに言うんだよ、「投げ捨てをしないと私と握手でお約束してください」とかなんとか。笑顔のねーちゃんに突然手を差し出されて皆ビックリ。笑顔のねーちゃんも、人が大勢集まってもただ配りまくるのではなく、この口上と握手やんなきゃいけないから結構必死。

そんな強引なキャンペーンではあったけど、そういう活動もしてたんですJT。吸殻拾いとかもやってたんだよ、このキャンペーン。スモーキンクリーンキャンペーンでも、「煙草なんてサイテイーッ」とか絡んで来るヒトはいました。や、絡んでくるのって、普通に煙草が嫌いとか反対とかいうレベルのヒトではなくて、「つーか電波受信中?」というイキオイのヒトが多かったんですが。覚えてるのは、髪から靴まで全身ショッキングピンクで網タイツなおばあさまとか、スリーピースに蝶ネクタイな姿でステッキ振り回して威嚇してくるおじいさまとか、水玉のフリフリワンピースに水玉のデカリボンを頭に飾ったおばさまとか。服装で判断するのはダメですか。

苦情系は、基本的に女の子ではなくて現場についているマネージャーと呼ばれる派遣事務所の担当者が処理に当たるのですが、女の子にも、サンプル・携帯灰皿配布時や販売時には「煙草をお吸いの方、いらっしゃいましたら」とか呼びかけるように(吸ってないヒトには勧めてませんよというアピール)、という注意はされていました。個人的には「喫煙者としてはウレシイ企画なんだけどなー」とか思うのだけど、煙草撲滅派の中でもグリーンピース的テロ活動をするタイプのヒトには「とにかく煙草は許せない」のヒトコトで片付けられてしまうのだろうなあ。個人的に煙草に恨みがあるヒトも多いと思いますが、こういう「攻撃」は、それよりも煙草という「悪」に対して、そのひとの「正義」を振りかざすチャンスである、ということなんじゃないかという気がします。

どんどん無くなっていく煙草広告がこの後どう展開していくのか、というのは、イチ喫煙者としても、過去にその仕事に関わった者としても、ちょっと興味があったりしますが。実際、私より年下の子(何故か特に男の子)なんかを見ると、非喫煙者というか、煙草嫌いって増えてる気がするので、やっぱり「煙草撲滅運動」の効果は出てるのかなあとも思っていて、それはそれで良いことだとも思っています。煙草が有害だということは喫煙者も知っている。その一方で、私個人は煙草を好きで、自分に必要なモノだと思ってます。どんなにマナーに気をつけようと、「つーか煙草が存在してるコト自体が許せないのよ」というヒトもいるかと思いますが、まあ、余分に税金を払ってるってことで許していただければと思います。

2004/03


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